D-day 美子ちゃんとの再会 そしてケラさんの舞台『キネマの恋人』へ

ケラさんのTwitterを見てすぐに『キネマと恋人』のチケット情報をチェックしたけれど、すでに完売。当たり前だ。

ポスターには私が大好きな世界が描かれている。ポスターを見てはため息をつく、そんな日が続いた。これからはアンテナをしっかり張らなくちゃ。

そんなタイミングで美子ちゃんから『キネマと恋人』観劇のお誘いをいただいた。

久しぶりに美子ちゃんと会える! 

ケラさんの舞台が観られる!

迎えた当日、全然変わらない少女のような美子ちゃんと再会。私たちの年齢はもうあれだ。あれなのだ。だがしかし、若い頃から可憐な女性は、あれなお年頃でも可憐でかわいい。抱きつきたい衝動を必死でおさえる。
だってここは満席のコーヒーショップ。

文字や電話で話をしているのに、実際に顔を見ると嬉しくておしゃべりがとまらない。とまらないまま世田谷パブリックシアターへ向かい座席についた。

会場の照明が落ちる。「始まる」。

くるくると展開する心地よいテンポの舞台。
Cheek to Cheekを口ずさみたくなる。光と陰と映像が役者さんたちの世界に溶け込み目が離せない。なにこれびっくり。すごいことになってる〜‼︎

胸をときめかせ、息を飲む。笑って笑って、そして最後は涙が止まらなかった。

こんなに素晴らしい舞台をかつて観たことがあるだろうか。音楽の世界のケラさんを観ているときは「演劇の世界がわかっているケラさんが作る作品ってとってもおもしろい」と思っていたが、今回は逆から観たケラさんの世界。「音楽の世界をわかっているケラさんの舞台は音のギフトまでたくさん飛び出してくる」。

終盤からカーテンコールまでは涙でぐしゃぐしゃ。お客さんが引けてから、しばらく美子ちゃんと涙を拭っていた。

美子ちゃんに会えた喜び、ケラさんの舞台を観れた喜び、そして「嬉しい」とか「愛おしい」とか「楽しい」とか、そんな強い感情が自分に残っていたことにも気づくことができた。

涙をふいて、美子ちゃんと「プレゼントとお花を預けて帰ろうね」と話して、どなたにお願いしようかロビーを見渡していたら、なんと楽屋まで通していただき、ケラさんにも再会することができた。

会えると思っていなかったので、また涙でぐしゃぐしゃになってしまった。すっごく久しぶりの再会なのに顔がぐしゃぐしゃ。たぶんヘアスタイルもぐしゃぐしゃ。話している内容もぐしゃぐしゃだったに違いない。

嬉しかった。とっても嬉しかったです。
これからは何事も後悔のないようにしていきたいと思いました。

写真は美子ちゃんがプレゼントしてくれたレモンケーキ。もちろん手作りです。ずーっと昔から美味しい手作りパンやケーキを作ってくれる美子ちゃん。

美子ちゃん、ケラさん、こんなにステキな時間をありがとうございました💕 
ななきさとえ

MAHALIK HALILI

- マハリックハリーリ - Vo.ななきさとえ G and All.津秦一郎